新書「ドイツの犬はなぜ吠えない?」を読みました。(…だいぶ前に)
こちらは以前書いた、
「ブログに時間が取れない時に
アップする用
記事」なのですが、
書いたのが 2010/08/09 とあまりに古すぎ 書いた時の心情とか知識とかズレがある気がして放置してあったのですが、
下書きのままも ( ・∀・) 勿体無いので 以下、アップしておきま~す
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平凡社新書の「ドイツの犬はなぜ吠えない?」を読みました
ドイツの犬は子供料金で地下鉄に乗れる。
レストランやカフェにも出入りし、
犬が入る事が出来ないお店の入口には「私たちは外で待っています!」と表記された、犬の駐車場
マークがあり、犬が喉の乾きを潤せる犬用の水が入ったボウルが置いてあったり
スナック用のドッグ・フードのお皿が置かれていたりする。
欧州でもドイツほど(紐なしで) 犬たちがおおらかに自由に
しかも行儀よく人間と共存している国はないように思えると著者。(その為には
『犬の学校』で調教を受けるか、厳しい訓練を受けていることが多い)
犬は信号を見て渡り、
賃貸住宅の広告には
「犬はOK、しかし、子供は不可」などという文面が本当にあるのだとか。(人間の子供以上におとなしくしている犬達は、家主にとっても望ましい。)
シェパードやダックスフンドの話や歴史はあまり興味ないので、スッ飛ばして
読んだのですが。
ドイツでは1993年に 動物愛護党 が結成されたとか。
(泡沫政党ながら10年以上も健在
)
税金大国であり。世界で唯一「犬の税金」を強制徴収しているドイツ。
その税金の目的は… 市民がむやみに犬を飼わない為の、抑止効果を狙ったもの。
犬の頭数を間接的に制限する一方、飼い主に責任感を植え付けることをめざしているのだとか
(子犬のころから攻撃的になるよう調教される
闘犬の税金は
普通の犬の7倍
)
そんな中犬を飼っていながら、公けに高い犬税を免除されている人々がいる
。貧しい生活保護受給者たちだ。
生活の中で、少しでも心の安らぎが得られるよう、犬税を払うことなく犬を飼うことを許されている
社会保障国ドイツ。ミュンヘンで犬税を免除されている人は1000人ほどいるらしい。
あと、第4章に「動物愛護が過激になるとき」があり。この著者はまったくもってドライな目で 書いていますが…
ドイツの動物愛護団体の要約とか。PETAの歴史とかが読めました。ちょっと抜粋↓(P.96~)
1980年にアメリカで結成されたPeTAの最初の功績は
、ある研究所を告発したことだった。
当時、学生であったアレックス・パチェコが夏休みにメリーランド州シルバースプリングスの
研究所で清掃員として雇われた。
そこではエドワード・トープ博士が、国立衛生研究所(NIH)の委託で、神経の研究目的のため、実験用の猿たち17匹の手足の神経を切断し、電気ショックを与えることでどのような反応があるかを観察していた
。
猿たちは食事も与えられないこともあった。
パチェコは夜、潜入し、中の様子を写真やビデオに撮影して公表。
目に余る光景に市民の反応は大きく、警察が捜査を始め、裁判となった。
トープ博士は、パチェコが博士の休暇中に猿たちの檻の掃除を怠り、故意に不潔な研究所を演出したもので、「PeTAにはめられた」と主張したが、結局 動物虐待による6つの容疑で
有罪判決を受けた。
政府が援助した実験として異例の予算カット、
動物実験のケースとして初めてアメリカの最高裁まで持ち込まれた。
さらに、1985年に動物保護法が導入され、
翌年政府予算で行われる動物実験は動物ケア委員会の監修を受けることになるきっかけになった。
この事件で一躍有名になったPeTAは、マスコミの威力を認識したという。
(中略)設立25周年(現30周年)を経て、PeTAの活動の基本は、マスコミを巧みに使った「啓蒙」にある。
PeTAの主張は動物保護団体の中でも「動物保護の原理主義」のごとく、厳しい内容である。
。
…とまぁ読んでて感動したと共に。
その基本方針にとても納得しました。そういう姿勢だからなのねぇ…と。
日本には正しいベジ情報がメディアに伝えられる事はなく、
そのパフォーマンス写真だけがネットでは取り上げられ、
「これだから、動物愛護団体は過激だ~…」という槍玉にあげられる訳ですが
。
(各人が何故それを訴えているのか
調べて知ってくれたら、済むことなのですがね
)
動物愛護団体の愛護する範囲も、活動方針も。千差万別って事ですネ
ドイツのペット税は日本も同様に
見習って欲しいです。
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