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2010年6月16日 (水)

「変な給食」 より抜粋☆記事

学校給食には、家庭や社員食堂にはありえない献立が存在しており、それに対して子供の健康を考えない教育委員や栄養士から、現在の献立を、健康に良い献立へ変更することができない理由は…「予算がない」「人件費の問題」「パン業者への配慮」など様々ですが。その中でも、最も多いのは「栄養のバランスを考えて献立を作成しています。」だそうで。
「ラーメンに牛乳という献立は、おかしいのではないか」という批判に対して、「カルシウムを満たすためには仕方ないのです。」だとか

学校給食には文部科学省の指導により、「学校給食摂取基準」というものが定められているけれど、それを正確に守ろうとすると、奇妙な献立になってしまう可能性があります。そのため、文部科学省は次のように指導。
「したがって、本基準は児童生徒の1人1回当たりの全国的な平均値を示したものであるから、適用にあたっては、個々の児童生徒の健康状態および生活活動の実態並びに地域の実情に十分配慮し、弾力的に適用すること

「弾力的に適用すること」というのは、厳格に守る必要はないと指導しているということです。ですから、「栄養素のバランスを考えると、変な給食でも仕方ない」ということはないのです。
また、東京都文京区では、区議会議員より質問を受けた学務課長が次のように答弁しています。「献立のほうは栄養士が中心になって決めているんですが、10日単位で食品構成、あと栄養量をカウントしまして、1ヶ月間で栄養摂取基準量をクリアするようにちゃんと献立をつくってございます。ぜひ献立につきましては、1ヶ月の流れの中でごらん頂きたいと思います。」Σ(゚д゚;)

ちなみに、文部科学省に問い合わせたところ、「1ヶ月単位で満たせばいい」などという指導はしていないということでした。奇妙な献立をなくすためにも、「学校給食摂取基準」の計算など本当に必要なのか、真剣に考え直すときが来ているのです。

2010371★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

著者が小学生のときは一度も給食でご飯が出なくて、全部パンだったそうで。(講演会で、70分くらいのビデオを10分に編集したものを上映…)

「『NHK特集』。アメリカの小麦の輸入戦略に関するドキュメンタリーを放送。―昭和20年代当時、アメリカでとれ過ぎた小麦の輸出先として、敗戦国である日本が標的になる。特に日本の学校給食の場で子どもたちにパンを食べさせることは、日本人を小麦食に慣れさせて、除々に日本の小麦消費量を増やし、将来的には日本を安定した小麦の輸出先として確保するというアメリカの確保たる意思があり、それが見事に成功した―」

なぜ、米の国である日本の学校給食においてご飯が出なかったのか。それは、アメリカが見事に仕組んだものだったと、当時の担当者が自ら言っているんですからね。かくして日本の食事は変わった。日本の食糧自給率を意図的に下げるために、アメリカが学校給食を利用したんです。

ある意味、見事です。アメリカの農務省は日夜努力しているといえる。ところが日本は、今でも食糧自給率を上げようとか、米の消費拡大とか言いながら、税金を使って学校給食で40%も輸入小麦粉を食べさせている(小麦の輸入は政府が一括して行う)。こんな国はないですよ。いつまでそんなことに税金を使っているんだって言いたいです。

(P.170 「安心・安全」よりも「米飯」給食を出してください! より)

皆さん、選挙のときに思い出して下さい。給食の話をして当選した議員が、当選した後に給食関係で何をやっているのか。民間委託反対とか、そんな検討違いのことを言っているのが山ほどいる。だから給食はなかなか変わらないんですよ。まともな給食の献立なんてすぐにできるのに、自分たちの都合のいい理屈を並べて、話を難しい方向に持っていっちゃって、一番考えなくてはいけない子どもの健康とは全く関係ないことを持ちだしてくる。

「安全、安心の給食」と言う政治家がいるが、学校給食の予算で、それで、無農薬、無添加、遺伝子組み換えのない給食がどうやって出せるのか、一体何年後を目指しているのですかと著者。

「主食を週5回ご飯にするだけで相当 減らせるんです。」

「普通の食事を実施してほしいのです。普通でいいのです。安全性で言っても、献立の面で言っても、すべて米飯にするべきです。米はたくさんあるんだし。これは農業の問題じゃないですよ、付随するものではありますが、あくまでも子どもの健康のためです。
これからは、学校給食の献立表をじっと見てください。自分の子どもが、食べているものなのです。」

おわりに より抜粋

本気で、「食育」や「地産地消」を考えるなら、学校給食の問題を覗いて考えることはできないはずです。何しろ、学校給食を食べている子どもたちは、985万人(2007年5月1日調査による)もいます。しかも、学校給食は成長期の大切な時期の6年間、あるいは9年間も食べるのです。学校給食こそ、「食育」の場であり、「地産地消」を理解させるための、最適な場所のはずなのです。文部科学省が「生きた教材」と呼ぶのもそのためです。

(この「変な給食」のような税金の無駄遣いが許されるのでしょうか。と著者。)

学校給食は、教育の問題だけではありません。健康、医療の問題であり、農業、食糧の問題でもあります。環境問題とも無縁ではありません。
学校給食を食べているお子さんの父母、給食に携わる教育委員会、栄養士、調理師、教育現場の教員や養護教諭だけではなく、医師、歯科医師、農業関係者の方々。そして、自治体の首長にも「学校給食とは何なのか」を、それぞれのお立場から真剣に考えて頂きたいと思います。本書がそのきっかけになることができたら、これに勝る喜びはありません。

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コメント

すごく良い本ですね!
読みます!!!

投稿: めぐみ | 2010年6月16日 (水) 12時37分

しがらみでガチガチな学校なんて全然安全安心じゃないね
おっきい組織ほど変われないし動けないんだね(^-^;

投稿: | 2010年6月16日 (水) 18時56分

めぐみちゃん
結構予約で待ったけど
近所の図書館にあると思うよ~予約してみてね

買ってもいいなと思ったけどね。この本。
最後の講演内容が(このB級っぽいと思われる内容に載っているのがもったいないくらい)とても良い内容だからさ

投稿: Natsumi | 2010年6月17日 (木) 18時38分

名前…書き忘れ?

コメありがとうございます
著者が米食にしようと提案した時、
「米食が体に良いというエビデンス(証拠・根拠)がありますか?」って言われて唖然としたそうです。
今まさに子供たちにおきている、糖尿病やアレルギー等の症状が、まさにエビデンスではないのか…と。

卵や小麦粉や牛乳にアレルギーが多いのは、それを取りすぎってコトだかららしいです。

著者が離乳食を食べさせるお母さんに指導した時、(お味噌汁の具材で良いと言った時)
「「あさげ」がいいですか「ゆうげ」がいいですか。」って真顔で返してきたとか。
とかくお勧めです
著者の講演も聞いてみたいなと思いました

投稿: Natsumi | 2010年6月17日 (木) 18時44分

なっちゃん、ごめん名前書き忘れてたみたい

あさげ、ゆうげかぁ~
この時代お母さんのお味噌汁がどれだけ価値があるか
この歳になって・・改めて実感します・・
味噌汁はほんと作る人の個性がでちゃうんだよぉ~

投稿: tohko | 2010年6月17日 (木) 21時40分

tohkoさんでしたか
名前がないと(´∀`)性別も分からなかった(笑)
あとどっかの本に載ってたけど、飲み物はお茶をって医者が言った時、
どのメーカーの(ペットボトル)がいいですかって聞いた若造とか。(茶葉から入れないのねという)

歳て…
味噌汁かぁ味噌汁はちゃんと作れるよ~
名古屋人だから、赤味噌だけど(白味噌は飲んだ気がしない)
こんなけじゃうりゃって入れる味噌の目分量が分かる
味噌汁で自慢してたら世話ないね

投稿: Natsumi | 2010年6月17日 (木) 22時51分

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