「犬と猫と人間と」自主上映&講演会
岡崎公園で明日のイベント準備の後 ウィングス京都へ移動
ベジ部のメンツを降ろした後、ドライバーのみっくんは少しでも安い駐車場を求めて、探しに行ってくれました。(ありがと~
)
荷物をスタッフ控室へ置きに行くと、隣は監督と後藤さんの控室 何となく声が
.
3人づつ2テーブルで、受付を割り振られていたので
準備をしてスタンバ~イ
私のイラストも裏に載ってる 上映会チラシを、Kimiちゃんとnaoさんが外に配りに行ってくれました。
時間になり
お客さんの入場を開始
。
私はチラシをお渡して
「自由席になっていますので、右手からお入り下さ~い
」と誘導。
映画は見ていたし、遅れて
到着されるお客さんもいたので
上映中聞こえてくる音声を聞きながら
受付におりました
明日のNPO見学ツアーの事が心配だったので、マーフィーさん相手に「聞いて下さい…
」と、練習していました(笑)
上映が終了し、10分間の休憩後。 飯田監督と後藤さんの講演会は
全員で拝聴させて頂きました
国内の犬猫殺処分数は、ゆるやかな減りをみせているものの、猫がなかなか減らなくてそれは野良猫が出産して、連れていかれるケースが多いのだとか。
後藤さんが活動されている元には、一日に10件以上保護依頼が来るそうで、「最近呆れてしまったのが、生活保護を受けていて
ペット不可な住居で、生後2ヶ月の子犬を買ってしまったという男性。
「やっぱり飼えない」と連れてこられて。そういう風に簡単に買えてしまうシステムがオカシイ。」と後藤さん。
社会の風潮としても 可愛い姿だけが強調されて写されていると、監督。TVCMも人気を集めてしまう。メディアや企業は可愛らしさを利用して、
それがいると人生充実する的に、夢みさせているんじゃないか。
孤立している
核家族を癒す存在のペット。でも孤立していると、何かあると
愛護協会とかに頼ってしまう。
テマと労力と お金がかかる動物。 育てるなら、孤立したままではいけない。いざという時に、動物を
不幸にしてしまう。
そんな、あたり前の事を発信していかないと、と監督。
後藤さんが今活動されいる所でも、子犬・子猫が欲しいという傾向が強いと言う。
以前 80歳になるおじいちゃんおばあちゃんが
里親募集に、子猫を欲しいと来られて、
「この猫が亡くなる時、お二人は100歳になっていますが。」と伝えると、「死ぬ事まで考えてなかった…。」そうで、
お断りしたとか。
飼うこと事態を考えてなくて、カワイイから買う人がまだ多い。
監督が映画の最初の取材で
「若い人が捨て犬の現場で活動している。」と聞いて
現場で出会った、後藤さん。
後藤さんは大学時代授業前に
エサと水をあげて、授業に出ていたそうで、最初1ヶ月くらい、多頭飼育現場に泊りこんで『自分に何が出来るか』を考えて、まずは
犬舎を作り始めたのだとか。
映画の中で山梨の多頭飼育現場に出てくる
お散歩に行きたがらなかった、白い犬は貰い手がついた
とか。
後藤さんは高校生の時「捨て犬を救う街」を読んで
初めて現状を知って、
「大学に入ったら活動したい」と、
帝京科学大学に入ってスグ一人で10人くらい集めて
~動物の命の大切さを考える部~ SWEET HART のサークルを作ったそうです
「動物愛護」っていう言葉だけで 「変な人」という感覚がある中で、立ち上げた
苦労話とか聞かせてくれました。
人集めのための部活への勧誘を駅付近でやったりして、むちゃ怪しまれたとか
まだ大学にそういう考え事態が無くて、先生や生徒にも
白い目で見られ、内部から崩壊させようと
する人が入部して来たりして…
(で、実際崩壊してしまったそうですが、後に
皆 戻ってきてくれたそうです。 後藤さんはこの時
6kg痩せてしまったとか。。)
でも次第に大学のパンフにも
取り上げれて
「こういうサークルがあると知ったから、この大学に来る事にした。」と
オープンキャンパスで言って
入って来られたりして
今では、後輩達へと引き継がれているそうです
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo
監督も最初は、野良や捨て猫・犬は「保健所連れていかれて、何となく殺されちゃうんだろうな。」っていう一般的な 知識くらいだったものが、
これが与えられたテーマではなく、自身のテーマになってきたな という感じだとか
作った人間は 本当は何作ったか分からない。どういう印象が
残るのか。
一人一人取材した先の話は「いい話だ
」と思うけれど、映画として成立するのか不安だったそうで。3人だけの(!)グループで制作された
この映画。
応援してくれる人がいっぱいいる。
その輪も凄くて 東京では300人くらいの人が
チラシを配ってくれました。
「ヒットはしたかな 一塁打くらいは打ったかな。という感じですが、広げようという
皆のエネルギーの割りには、お客さんついてきていないと思うんです。まだそこに壁がある気がする。これが可愛い
だけの動物映画ならまた違ったと思います。お客さんは、やっぱり見たくない と、ひいてしまう。」
映画に出られていた、ベテランの松田さんもこの日会場にいらしゃっていて
「せっかくだから話して貰いましょう
」と、監督がマイクを向けに行きました。
アニマルライツ界のマザーテレサかってくらいΣ(゚□゚(゚□゚*) 力強く
名言の連発でしたっ
「今までなかった意見を、潰そうという風潮はある。
私達が出来る事は、沢山あるような少ないような。一人一人、与えられた能力は限られていて、誰かが出来ない事が、その人には出来る。自分をじっと観察して、他力本願にならないで。
悪いペットショップがいたら
そこからは絶対に買わない事。
商売経営なんだから、ニーズが無ければ潰れるんです。
私も行政を叩いた事ありますけど、叩かれた行政はどんな気持ちかと考えたら、たまらないなと。 自分がやってみたら、その大変さが分かる。
この問題は、動物好きな人がやっている。
動物の敵になっているのは、生半かに動物が好きな人。
逆にそうでないのが、
冷静で飼ってはいけないと自覚がある。死を見届ける覚悟がある人です。
そうならないと、いくら動物愛護団体が増えても
お金が増えてもどうにもならない。」
「5月に幕張メッセでペット博があり、大阪は9月。
名古屋・福岡全国回るのですが、それが
いいショーなのか、駄目なのか
皆さん
目を光らせて欲しいと思います。」
「可愛いと可哀相
の言葉の裏に何があるのか(可愛いと可哀相を混乱している)。」とか。
「動物愛護団体もそこが募金に値する団体なのか、よく調べて欲しい。」
「しゃべっていたら、朝までしゃべっています。」と
話を終わられました
(拍手
)
今現在、後藤さんが活動されている現場の話も聞けました。
多頭飼育で崩壊する人は、精神的におかしい人が多いそうで、狭いアパートの部屋にシーズーが60匹飼われて
(シーズーの絨毯
状態)、最初は6匹だったのが増えて、交渉している間にも
増えていくから、「とりあえず避妊させて下さい。」と 頼んだとか(それでも「10匹は残して欲しい」と主人…)。
最初監督も、映画の資金を出した
猫おばあちゃんに、「映画作るよりも、動物愛護団体に寄付したらどうですか。」って言ったそうですが、活動する人だけではどうしようもない。
知り合いの人にこうした問題を伝えて欲しい。
映画「ペイフォワード」と同じ様に、口コミの力で広げていって欲しい。
何が出来るのかは、人それぞれ違う。必要なのは、
「こうした問題を考えつづける。自分に何が出来るのかを考え続ける。」事だとか。
自分の過大評価もいけないけれど、過小評価もいけない。
微力だけど皆に力はある。やっていくと人がついてきて、ちょっとづつやっていける。
やれる事は、その人によっても、その人の時期によっても違う。「この映画も、何回見てもいいんですよ。」と監督(笑) どうにかしたいという気持ちを忘れずに
そして後藤さんが、「パブリックコメントっていうのはほとんどがHPで公開されて気付かない人多いですが。HPの方をチェックして
少しでも意見を出して頂きたい。動物愛護法の改正が今度あるのですが、生後8週齢未満の犬猫の販売禁止がまだ盛り込まれなくていなくて、これを特に
お願いして欲しいなと。」
あと畜産動物も生きている間の事、知らない、知ろうともしない人が多いけれど。畜産動物も命ある生き物ですので
と、
明日のビーガンアースデイフェスティバルの宣伝もして頂けました
そしてお知らせ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜
この映画のDVDと、映画誕生秘話が
まとめられた書籍が、6月26日発売予定です。
「若い人に見て欲しい。学校の教材として使って貰って構いませんので。」と
監督。
「若い人の方が素直に吸収する。以前、中学生が小学生に犬猫の殺処分の問題について紙芝居を作って、啓蒙していました。それが希望
。こうして映画が自主上映される事も、
見に来てくれるお客さん達も。」いいところに目を向けてと言われていました
そしてシロエモンは、この映画での効果を期待したのですが、1・2組の老夫婦が引き取り希望に来てくれたそうですが、結局まだもらわれず
今でも里親募集中!!だそうです(;´Д⊂。
講演が終わった後、バーッと受付へ戻り
、明日のALIVEブースに置かせてもらおうと
持ってきていた、【動物愛護及び管理に関する法律の改正を求める懇願書】を持って、
「こちらで、動物愛護法の改正を求める署名を行っておりま~す
」と
犬の被りものかぶって、
署名をお願いしていました。
皆様、順番待ちして 署名して頂いて…
「ペン…!ペン貸して
」と、実行委員の皆様のペンを収集し
集めさせて頂きました
会場を閉める前、残っていたお客さん達は
フロアに出てこられた、監督や松田さん達と談笑Time
ウイングス京都が9時に閉まってしまうので 早々に完全撤収~☆
この後、ベジの老舗にて監督と後藤さんを囲んでの
ベジフェス前夜祭(スタッフonly)へ
徒歩移動
その時の内緒の様子は…
またそのうちアップします(笑)
飯田監督、後藤さん、松田さん、足を運び頂いた皆々様 ありがとうございましたヽ(´▽`)/ヽ(´▽`)/★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜
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コメント
アースデー前日&当日おつかれさま~、そしてレポおつかれさま~
映画、結局見れずなんだけど、いつかきっと見るよ~
でもホント
みんながペット飼育を考えていかなきゃいかんですね。
ありがとうございます。
投稿: にこりんぼう | 2010年5月 4日 (火) 20時17分
にこさん
出店やら何やら、ありがとうございました
何ぞ嫌われたかと思ってましたよ(笑)
お疲れ様でした~っ
やぁ、コメのレスが無いから
これからもよろしくお願いしま~す
私
DVD買うと思います
ヘヘヘ
見て下さい
素晴らしい映画です。
きっと
投稿: Natsumi | 2010年5月 6日 (木) 18時18分
なっちゃん、これを書いてくれてどうもありがとう!
すごく感動しました。アースデー当日いろいろな方と会っていたので、後藤さんのお話が聞けなくて、ここで後藤さんの苦労話が聞けてすごくよかったです。ペットの話もすごく共感できて嬉しかったです。
それにしてもなっちゃんの挿絵がすごく上手で魅力的で楽しい!♪これはもう挿絵画家さんですよ~!
そうそう、私次の日最後に名刺お渡ししましたね。なっちゃんのEメールで送れたらぜひ送ってください!!
投稿: kyoko | 2010年5月18日 (火) 00時33分
ハイ
kyokoさん
ヴィーガンズクラブさんのメルアドかと思ってて
見てなくて御免なさい。
メール送りました…
ちゃんと
>挿絵画家さん
文章が長くなってしまったので、
広報用に描いたイラストを
切り貼りしました
ですか(*´ェ`*)ありがとうございます
「これは自分なら読みたくないな~…」と思い
東京ヴィーガンズクラブさんが
リンクしてくれて、アクセス数が上昇しております(笑)
ありがとうございます
流石です
投稿: Natsumi | 2010年5月18日 (火) 22時44分