少年王者館「ライトフレア」観劇へ★
1月25日日曜日
大須にある
七ツ寺共同スタジオへ観劇に行ってきました![]()
劇団
少年王者館を知ったのは、愛知芸術文化センターでの
短編作品(無料)上映会へ行った時、「トワイライト」という30分の作品をトリに見て
、何だこれは…![]()
と衝撃を受け
その場でDVDを即購入
。
トワイライトの監督
天野天街 が演出・宣伝美術(←)をしている少年王者館のHPをたま~に訪れては…
大須でやってるし
いつか見たいと思っていました。
七ツ寺共同スタジオは初めて
行ったのですが、初めてだと
分からないような場所にありました
(建物も小さ…!)。中に入ると、巨大な段々(階段のよう)になった木製の座席があり
、その上に連なった座布団が。
広さは今池シネマテークくらい?でも
シネマテークはまだ背もたれがありますが、ココは無い…
劇の後半、固い座席がちいとつらかったです。
HPの予告には
劇のあらすじ等
何も明記は無く、(劇にはそういうのも多いそうですが)
面白いかも分からず行って、 しっかり把握して
記事をアップしようと思ったのですが、実際見てみて… 話のあらすじを書けるほど、把握出来ませんでしたΣ(゚□゚;)…
。
会場は大入り満員
密集状態 (荷物は入口で預かって貰えます)。冒頭、2度目の「
携帯電話などの…」と場内アナウンスが
流れ出した途中、ブツッ
と真っ暗闇になり、突然始まりました。カーテン幕の前からの演技(歌
)から始まり、暗い照明とその声は![]()
![]()
少しホラーちっく。
物語は…(一生懸命
書こうとすると
) 散文、雑多のごっちゃ煮状態。脚本家がまさに
その時のボルテージで
趣くままに書いた…
という様な内容でした。頭が痛いという
トワイライトの主人公のような
おかっぱ頭の姉。薬を飲ませようとする銃を持った
妹。ミシンで何かを縫い続けている
祖母(それを
オーロラだと言い、時には世界だと言う)。妹が銃を持っている理由。それを渡した男の話。漂流してきた男
。祖母が縫い続けている布の話。消滅した街と
その理由を調べに来た刑事。収容所から逃亡した男に
追う男。ゴミの山からロボットを拾い、金になるからと
冒頭の妹に渡した女は、実は姉の未来で…
未来と過去
妄想と現実が入り混じった
作品でした(ああ、よく分からない;)。
演目の台詞で、「肩を落とし、舞台の袖口にとぼとぼと消えていく…
」「ト書きを読むなっ
」というやり取りがあったり
、
「ただ今1月21日水曜日、初日の前日。心配なのは、最後のオチがどうなるかと言う事より、
皆が台詞を覚えられるかという事である。」という冗談なのか
本気なのか、(本気なのか…
) 分からない様な台詞を
端役が紙を片手に
棒読みしたりと。話の内容以外にも、現実と交差していました。
でも演出はさすが天野天街![]()
![]()
。頭が痛いとうずくまる姉、姉の頭のてっぺんからノコギリが見えると
妹が言うと、段々に囲まれた舞台の壁四方八方からノコギリがギーコギーコと登場…
視覚効果と、それで発生する音を
効果音にも利用して。
主人公が牛乳パックで造った船をひっぱってくると
実際
船の中に牛乳が入っていたり。
去っていく人達に
去っていく人達の映像が投影されて
幾重にも
その奥行きと深みを見せる。主人公が葛藤しながら、舞台の壁の陣営が変わり
細い路地を覗いているような空間と
奥だけ明るいライトアップになり、よく分からない台詞で始まり![]()
その台詞にいたるまでのエピソードがまた語られ…
最初の台詞がもう一度言われる。
台詞も特徴的で
、対話相手の台詞の最後の文字が
次の人の最初の文字として一緒に発音されて、とめどなく続いていく…。(それが何を意味するところなのかは分からない)
あとは
出演者全員の(照明・効果音含む)
息を飲むタイミングは
見事
の一言
。ダンスも独自で、キレのある動きが、微妙にずらされ、くり返しくり返し……![]()
見終わった後
頭の中は「???」状態。話が分からなかったので感動はなく、あったのは笑いと、見事な演出と演技。アンケートにしっかり答え![]()
、出演者見送る七ツ寺共同スタジオを後にしました。
歩いていくごとに
消えていく大須のアーケード。野良猫がニャーと鳴き
、店頭で食べられるのを待つスッポンが蠢いていました。
ちなみに前売り券に
粗品が付いたのですが、逆に無い方が良いのでは…
というような粗品でした(少年王者館とスタンプが…)。
きっと夢ってあんな感じ
と、思った夜でした。 ウフフ![]()
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コメント
演劇のストーリーって、わけのわからないパズルのようなことが多々ありますね。
表現を複雑にすると面白みが増すのですが、
あまりに複雑にしすぎると観客が全くついていけなくなるという、
演出と観客の駆け引きみたいなものがあるなあと思います。
七ツ寺共同スタジオにはたまに足を運ぶのですが、
まさに小屋って感じで個人的には好きです。
ところで、大須のアーケードとは反対方向に歩けば
大須観音駅が徒歩1分のところにあるってご存知でした?
投稿: | 2009年1月31日 (土) 09時34分
しまった、コメントに名前書き忘れてました。
投稿: hayari | 2009年1月31日 (土) 09時35分
hayariさん


私も脚本というか演出をやった場合、話のストーリーよりもビジュアル的に美味しい演出を追及してしまうかもしれません(笑)
気づきませんでした
。大須の西の方ってあまり探検していないかも
。案外
大須広いですもんね
楽しみがいがあります。
コメありがとうございま~す
新年会お疲れ様でした
>表現を複雑にすると面白みが増すのですが、
あまりに複雑にしすぎると観客が全くついていけなくなる
のですか、そうですね
大須観音駅
投稿: Natsumi | 2009年2月 1日 (日) 11時26分