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2008年5月29日 (木)

一日目 小学館に持ち込みへ

漫画原稿を持ち込みに行くのは19歳の時以来。当時はエニックスと、無謀にも集英社(ジャンプ)に見ていただきました。なので神保町に行くのは2度目

ぷらっとこだまで東京駅へ。駅から大手町まで歩き、半蔵門線で(地下鉄に乗るまでの地下通路が長ーっ!!) 神保町に出たら思い出しました。大手町の地下鉄で「急行」が来て、一瞬これに乗っていいのかって躊躇したり、長い地下通路歩いたりで 神保町出たら約束時間の5分前でヤバイとばかりに走りました (メトロ内で急行は関係なかった…)

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南側にある玄関から受付へ(A8出口スグ)。小学館の持ち込み予約の時には誰が見るとは 告げられなかったので 持ち込む雑誌先と時間をつげて、受付右側の休憩室のようなフロアに座り、担当してくれる編集者さんを待ちます。

最初に見ていただいたのはサンデーGX

自分の漫画が少年誌か青年誌かでも迷っていたので今回その答えも知りたくて、少年誌2つ・青年誌2つを回るつもりで予約したのですが後日談でサンデーGXは「よく間違われるんですが、青年誌です。」とのことでした。 …失礼しました。

今回持っていったのは脱稿したばかりのP32「スターランド」。それと前作の架空の図書館を舞台にしたP66「全知宮 ラフナマリア」と、随分前の作品 チベットの神々を描いたP44の「8人目の英雄」の3作。電話では一応「前作2本も持っていっても構いませんか。」と断わっておいたのですが。(応答では「見る担当によって見るかは分かりませんが」と一言…) そういうどうでもいいことは伝わってないようでしたPhoto_20

見ていただいたのは30代くらいの、個性的なメガネの男性。「読んでる間暇だと思うので、分かる範囲で記入してて下さい。」とアンケートっぽい紙を渡されました今回これアフタヌーン以外の3誌で出てきました(内容違うけど)。GXは、名前や住所等の他に「描きたいジャンルは?」とか「趣味・好きなこと」とかありました。

で、P32を読んだ直後の感想

後ろにのけぞり、「そうきたか~~~~~~~~~~…………期待したのに。」

って、ええーーーー  「だっっ …駄目でしょうか……とたんに弱気になる私。(展開部分にPをさいたので、展開終了からラストまで3Pしか無く ラストいきなりハッピーエンドにせずに、どっちともとれるようにボカしたのですが…) 正直行ってGXが一番(私は)辛辣でした。

漫画をアップしてないので、通りすがりの頑張ってる方には大した参考にもならなくて申し訳ないのですが。言われたことは。(以下必死なメモ↓)

ドラマがありそうでない。 (米の長距離トラッカーの元に、テレポートしてくる少女ニコがいるのですが→) 彼女の素性が分かるまでが長い彼女の能力が本当だと分かった上で、新しい関係になるか、逃げられるか…っていうドラマを展開するべき。

自分がここまででいいやと思う基準より、よりオーバーにいけばいい。ちょっとやりすぎかなっていうレベル。「分かってくれたよね」じゃ駄目。読者はホラ(修学旅行生がフロアにいたんですが) 我慢強くない、読者は親切じゃないから。

例えば…(略)主人公の彼がどうしたらいいのか考える。ダイナミックに話を展開して、ふれあいだけで終わったらつまらない。

描きたいものが明確に出てない、何となくは読めるが。  なごませるシーン(笑い部分)は上手いのかな

テレポートするにもメタファーがいる。読者の問題解決、でもその問題解決にリスクがともなうっていう…。

手癖で描いてる気がする。(何すか手癖って…) もっと突き詰めていかないと、刺激をもっと。 絵は年相応に上手いですが。(一番キツイですそのお言葉…)。

その後あまり時間もない様子で前作2本を見ていただく余裕がなさそうだったのでチベットの方見ていただいたのですが。「…で?(何がしたかったの)」って感じでした(あわわ…;;)

描きたいテーマに対して、その造形で描く必然性があるか、ネームの段階で何を一番訴えるか 核の部分を突き詰めないと。本人しかかけない感情等を、作者にしか描けない切り口で。何を描きたいか突き詰めないと、何となくの話になる。

でした。で、最後に質問したのは

【GXの対照年齢】 10代後半~30代。「他の雑誌でいうところの、ジャンプSQとかアフタヌーンってところでしょうか」

【ペン先でなく他の製図ペンやロットペン等で描いて投稿した時の、印象は?】「たまにいますけど、ウチは老舗なんで」 つけペンの方が良いとのことでした。

見ていただいた時間は45分。一応(今回前作も持っていくし)1雑誌先に対して2時間用意しておいたので、編集さんが去った後、魂抜けながらくちゃくちゃなメモを整える。Photo_4

小学館の地下には、ミニ地下商店街みたいな 地下通路があり、美容院や喫茶店が入ってます(一番近いトイレはここ)。

次も小学館の持ち込みなので次の時間まで神保町駅に密集している本屋巡りに行きました

そして次に見ていただいたのは、イッキ。林田球先生の「ドロヘドロ」購読しております

見ていただいたのは、20代か30代の髪の長いナチュラルな雰囲気の男性でした。膝と机の間に原稿を乗せて、じっくり鑑賞。見終わったあと最初に戻り、もう一回。(すみません以下、原稿コピー送った友人しか分からない内容に) (太字だけ参考にして下さい。)

軽い話。この題材を入れるのは、難しい話ではあると思うのですが。漠然としている、何となくいい話っぽくて、ふっていること(伏線)を解消しないで終わってる。二人の結びつきが分からないまま。最後(の台詞)そこまで言うことあったっけって思った。そこまで言う強いつながりが、1年前にあったか、納得のいく一言じゃない。そこが問題になってたかというと曖昧。

ヒロインの素性が(人か) どっちか分からないようにするなら、「人間かもしれない」ってことを提示しないといけない。隠すのではなく、人間としての彼女を掘り下げてから、人間としての彼女を思ってるとか、真実分かってからこそのドラマ

彼女のどこに主人公が「あっ」と思うのか、感情、思うことを描く。

ちょっと考えなければ分からない話。丁寧に描いてるとは思うけど、乗り切れないまま、感情に訴えるやりとりがない

この舞台はアメリカじゃなくて、日本でよかった何となくアメリカな感じで、舞台を海外にするだけで、読者が共感する為のハードルが高くなる。

その舞台にものすごく意味を持たせないかぎりは、(トラックに乗った姿を外からアップにしても、前の車体が苦しくなく画面に入るように、顔が平たいキャブオーバーを描いたのですが、アメリカ的なトラックじゃないところが→) 手段と目的が逆転しているので、目的を一番に。

ノイズが多いから、何かを描く前に、本編のテーマと不可分なものをチョイスして、すると設定とかも色んなことが軽くなる。核心にタッチしてない。何者なんだっていうことを掘り下げる。

何となく出合って分かれて、感情の深みが物足りない。結論に行く前に、もう一つ(二人の関係・感情)到達してから。 話のしくみとしては分かるが、感情ではなく理性で納得してしまう。彼に感情移入させるなら、彼女の分からない部分を作る。読者に見えてる部分が大きく、予定調和感がある。

丁寧なので、サラっと読めるしいいと思う。楽しめました深みのある話なので、この設定で描くならシンプルであった方がいい。そぎ落として、見せ方にも余裕をもたせて。ハッタリをかまして。

見開きの、前のページでやりたいことは分かるが。出て直接、突きつけられてもいい。(電話も無しで出た途端。)

食いたりないけど、キレイにまとまってる。イキマン(イッキの漫画賞)は無理ではないけれど、イッキは荒さがあっても、突出したものがある作品がいい。これは逆。

で、「全知宮 ラフナマリア」を見ていただきました。この方も厳しかったですが、和ませつつ指摘をしていただきました

「これには2つのやり方があります」(ちなみに読書嫌いの中学生が、世界中の人類の出版物をただ収集し膨張し続ける宝庫の中で起こるファンタジーなのですが。)

 主人公が何をするのかをフォーカス。

 世界観を圧倒的に描く。

前者で描くなら、主観表現が欠けてる。何を触ったのかとか、感情移入することなく終わってる。 後者で描くなら、もっと世界観描かないと、物足りなくなる。正確にもっと大きく、この世界が魅力ですっていう。。 前者で描くと長くならないし (こっちを目指した方がいい)。主人公が「無力さ感じる、でも出来るかもしれない」とか、「敵はどれ程 巨大なのか」とか。

キャラに寄せてみた方がいい。理屈で読ませる作品も あると思うけど、理屈を知りたい訳じゃない。

見開きで飛んで、「わーっ」って思った時の感情。「初めてです」とかここを守りたいと思うとか、もう一つ感情を入れて。 ヘムロックが玉葱になっちゃうシーンは、えらい切り替えが早いと思う。起きて、思ったことにPをさく。何をするのかが期待。

…とかかった時間は1時間15分でした。

【イッキの対象年齢は】20代以上の男女。 ペンは聞き忘れました。

編集さんが去ったあとまたその場でメモを整えました。横の方では少女漫画の持ち込みをしていたらしく。耳をそばだてつつ。 「この内容で描くなら、もっとページ数短くていい」「いい線を描こうと何度もひいてるのは分かるけど、太くなってしまっている。」とか。。。 こっち的にはお友達になりましょうって気分でした(笑)

Photo_6 (←ちなみに左・小学館。右・集英社)Photo_10 Photo_11

で宿泊させていただくAヤコたんと会うまで 神保町の本屋巡りをしていました。原稿の総重量が2キロと、肩キツかったですが

浮世絵専門の店から、中国関連書籍専門の店(チベットの本いっぱい~)、児童書の本等、色々専門に特化した古書や新書の店が多く、これが自分の家の近くだったら買いまくってしまうだろう本が沢山ありました。(遠くで良かったような、残念なような。。)

東京に行く前に「神保町の周りは居酒屋ばかりだよ」と

ベジな私の外食先をAヤコたんが心配してくれていたのですが。神保町の南、竹橋の駅の近くに、マクロビの聖地(発祥?)的なお店、クシ・ガーデン・デリ&カフェ店(マクロビオティック・レストラン)を発見(毎月第四土曜日がバイキングナイトらしい…いいな~一度行きたい)

でもベジの店は、ベジでない人が行くと 物足りないことがあるしと迷っていたら

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「富士山のやさい塾」というオーガニックレストランのバイキングを発見~1260円で食べ放題なんて安い!緊張したしお腹も減った!ってことでここに決めました(お店の右・地下はマザーズという、オーガニックな食品売り場。明日の朝食のリンゴ買っておこうと思ったら1個262円と高かったですが。)(集英社の北隣が救世軍で、その北隣がスーパーだったのでそっちで買いました。)

Aヤコたんと久しぶりの再会してお店へ。久しぶりだから、人混みの中すぐ分かるのかしらんと思ったのですが(笑)分かりました。落ち着いた大人のレディになってましたPhoto_17

 
富士山のやさい塾は、食材の種類は多くはなかったですが。玄米だし、この値段だし、お腹一杯お代わりして満足しました

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あ、ちなみにお昼は名駅の新幹線南改札口横のお店でやさい幕の内なるもの(1000円)を買いました お肉入ってなくってよかった

持ち込み記 つづく

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